大震災から今日で49日。支社・行方不明者数は2万6千人超、とても信じられない数字です。

私は以前より新聞をすみずみまで読むようになりました。津波に流された方の恐ろしい体験や、家を失い避難所で生活している方の大変さ、毎日毎日愛する家族を探す人の悲しみ…毎日新聞を読んでは涙しています。

それに反して、原発の問題には少し疑問を感じています。原発のことはあまりよく知らなかったのでネットで調べてみました。その中で、原子力発電所の現場で働いていた方の著書がありました。とてもショックでした。

15年前に書かれたもので、著者は亡くなりましたが、原発が有る限り世界に本当の平和は来ない、事故だけでなく地震で壊れる心配もあって、本当に取り返しのつかないことが起きてしまう、と書かれていました。そして今、本当に福島の原発事故が起きてしまいました。

地震や津波は自然のもので避けることはできませんが、原発は人間が作ったものですから、福島県民の怒りが爆発するのも当然だと思います。

水も電気もない生活を体験して、今まで当たり前に生活していたことには感謝しています。電気がなくなったら困りますし、世の中が大変なパニック状態なるとも思います。

ですが、何年続くか分からない汚染と風評被害で生きていかなければならない福島の人々を思うと、考え直す「時」なのではないでしょうか。そう簡単にいかない事は分かってますが、これから先、子供たちやその子供も安心して生活していける日が早く来て欲しいと思います。