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2017/9/20(Thu.) 代表者としての責任【荒川成二】


代表者としての責任について考えたことを述べていきたいと思います。

そもそも会社、代表者と一括りにされがちですが、会社になるまで、なった後には幾つかの段階があります。
例えば、一人大工というのも会社としての一つの形です。ここでいう一人大工というのは会社が法人化する前の個人事業主という意味です。一般的に、あまり大きく商売する力がなく、また信用もありません。
仕事がある程度軌道に乗ってくると、会社を法人化しようかと考えることになります。会社として動けるようになると資金に応じて広告を打つこともできるようになり、信用も高まってきます。そうすると今度は人手が足りず、雇用について考えるようになります。
以前までは、「仕事がなくなったら食べていけない」と考えていたことが、様々なことを自発的に考え、また考えなければならなくなります。
例えば従業者が仕事をしている間、代表者は会社を大きくするために多角化できないかと考えます。例えば、従業者の判断ミスで損害賠償が発生した、とならないよう会社のルールを考えるでしょう。
売り上げることと、信用を高め続けることはどちらも大事なことであり、多くの代表者はその二つを天秤にかけながら、会社にとって最良の選択をし続けることになるでしょう。

自分自身に責任を負わなければならない状況から、従業者や取引法人、お客様など仕事に関わる大きく多様な信用への責任を担わなければならない、代表者はそのように在ります。これは会社がどれだけ大きくなっても変わらない代表者の大切な仕事です。
一部の「それ」がわからない代表者は、会社を大変大きくもすれば、会社を潰す可能性もあるでしょう。毎日の選択が会社にとって良いものであり続けるように、努力を続けたいものですね。

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