今回は技術的なことを少し。とはいえ、そんなに難しくは無いのでご安心下さい。

まったく関係の無いところから結論を導くのが手法として好きなので、まったく関連のなさそうなところからお話したいのですが、『おいしいお店の見つけ方』。この方法はいくつかあって、現代においてはインターネットが普及しているのでネットで探す、という方法が思いつく方が多いと思います。一方で、少し年齢層があがって、この質問をすると、雑誌を見るに次いで人に聞くという方法を挙げる方が増えてくるのではないでしょうか。私自身も、インターネットで調べるよりも、舌の肥えた方のオススメされた店に行きたいと感じます。

この話をアパートの話に置き換えるとすれば、まず一つ、家主さんは空室があると様々に入居者さんを募集しますが、それはどんな方法ですか、という事です。管理を任せていれば斡旋業務まで一任しているかもしれませんし、家主業としてされていれば懇意の業者さんにお願いしているかもしれません。パソコンが得意な家主さんは、自分でＨＰをつくって募集している姿も見た事があります。

そして二つめ、斡旋業務は自らでできないことが多いですから、最終的には不動産業者に依頼する事が圧倒的に多いと思いますが、その中で誰にお願いしているか、ということです。もちろん任せている業者だ、と多くの声が聞こえますが、ここで言いたいのはそうではなくて、家主さんの近くに舌の肥えた人はいるか、ということです。ここで言うところの舌の肥えた人が何をさすのか、それは各々考えていただきたいですが、ここで私が感じるのは、一度でもその「空室」を「入居中」にした営業マンは、そうでない営業マンよりもそのアパートの味を知っている、ということ。あなたが所有しているアパートの魅力を知っていて、部屋を探しているお客様にその魅力を伝えるのがうまい人だということです。

情報量が多く多様化した社会になってしまいましたが、案外根本的なところで「決めてくれてありがとう。次募集がかかったらまたご連絡していいですか？」の一言が大切な事かもしれません。今日はそんな話でした。