新年明けましておめでとうございます。

昨年に引き続き景気の回復が感じられない年明けとなっておりますが、いっそう気を引き締めてがんばってまいります。

年末年始は久々に家族そろってのんびりと過ごすことができました。今年も健康に注意して、向上心を持って元気に過ごしたいと思います。

昨年は、封切られる映画の原作の小説など読んでみようと思い立ち、「沈まぬ太陽」の作家山崎豊子さんや平岩弓枝さんの本を数多く読みました。山崎さんの初期の作品は、作者が大阪の船場の生まれとのことで、暖簾を守る商家や延々と暖簾を守り続ける姿など大変に関心の持てる作品がおおく、特に商家を舞台にしたものなど興味がもてました。

平岩さんの作品にも商家の作品が多く、平岩さんは東京の出身なので、東京・横浜・静岡などが小説の舞台になっております。時代で言うと、明治・大正・昭和のころです。

主人公の生活の中に日露戦争(明治３７年)、第一次世界大戦(大正３年)　関東大震災(大正12)東京空襲・仙台空襲(昭和20年)などに翻弄される家族像など戦争の経験のない私には、ちょっとした擬似体験ができました。

日ごろは、新しい社会の出来事やシステムなどこそ大事、今が一番などと考える傾向にありますが、ちょっと前までの日本の姿を通して改めて現代が過去の時代から続いているのだな思います。現在は戦争のない平和な日本ですが、たかだかこの100年の中に戦争を体験している国なのですね。

家族そろって迎えられたお正月に何時もの年よりしあわせを感じました