以前もこのコーナーで書きました「NHK　100分de名著」についてです。6月は、パスカルの「パンセ」の読解でした。「ニーチェ」も「パスカル」も、まず一生縁がないと思っていましたが、実に面白く、4回すべてを見ることになりました。

哲学は「難しい」「何を言っているのか分からない」と思っていましたが、実際は、人生の生き方や考え方を学ぶものでした。もう少し具体的に言うと、悩み、ねたみ、死など、身近で基本的なことを深く考える、ということです。

つい先日、オウム真理教の指名手配犯が二人捕まりましたが、学校などで哲学の授業があれば、彼らもいくらか違っていたのではないかと思います

また、家を建てるときや借りる時、風水や方角を気にする方がまれにいて、建った後で使いづらい家になってしまったり、なかなか借りる家が見つからなかったり、と苦労されることがあます。

自分の運命や生き方は、自分で決めるものであって、人に支配されるものではない。今回のパスカルでは、そのようなことがチョット勉強になりました。