明けましておめでとうございます。どうか今年もよろしくお願い致します。

最近、ipodなどの携帯音楽プレーヤーが普及して、それに伴って高級イヤホンも出回るようになっているようです。そして、その高級イヤホンにつけるケーブルが、なんとハンドメイドで作られていて、インターネットを介して高値で売り買いされているようです。

なぜこのような話をするのかというと、自分自身がそのケーブルを正月の間、自作していたからです。研究室で音楽を聴くために、年末に高級イヤホンを奮発して買ったのですが、ケーブルの部分だけ粗悪なものが使われていて、そこを交換すると音質が改善される、という話を信じてしまったのです。とてもマニアックな正月でした。

自分で作れば数千円なのですが、売買されている自作ケーブルは、一万円前後するようです。アメリカには、そのケーブルを作る会社まであって、結構な数の日本人が個人輸入して買うそうです。

自分でケーブルを調整すると、確かに音質が良くなりました。色々調べると、どうやらプレーヤーとイヤホンの相性が元々悪く、ケーブルで調整することで、それが緩和されていたようです（ケーブルの素材の質の問題では無いようです）。欲しい人には一万円払ってでも欲しいモノですが、そのイヤホンとプレーヤーの組み合わせて買う人は少数でしょうから、大量生産することはできないのだと思います。

ipodはハイテク部品の塊ですが、それに繋ぐケーブルが人の手で三つ編みにされているとは、何だかおかしな話です。技術が高度になっても、人の手でないと作れないものがあるのですね。