今年の大学生の内定率は非常に悪い状況のようで、私の大学でも、なかなか希望の職につけない人がちらほらいます。「いい高校、いい大学を出て、一流企業に勤める」という構図はもはやなくなりつつあるのかもしれません。

　就職を考えた時、一体どんな職種で、どの企業に入るべきなのか、あるいは入らず起業すべきなのかというのは非常に難しい問題であり、重要な選択です。最近は高校生のうちから就職を心配して、より安定した職業に就ける分野を選好する傾向があるようで、学科の人気度も私が入学した頃とたった数年で大きく変わってしまいました。

　　しかし、安定した職業に就けたからといって、先が見えない今の時代、その後の人生が安泰になるとは限らず、公務員でさえリストラや過労死に遭う可能性もあります。だからこそ、自分の本当に好きな分野に進んで、やりたいことをやるべきではないでしょうか？確かに安定職に比べれば給料も低く、辛いことも多いかもしれませんが、好きな分野なら乗り越えられるはず..まして、大学の学部学科を就職がどうということで決めてしまうのはもったいない！

　どうせ乗るならタイタニックより自分でボートを漕ぐほうが楽しくないでしょうか。