先週、データベース型の不動産Webサイトに、賃貸物件を数件出稿しました。その中に一件、店舗がありました。かなり面積が広く、賃料も安くないものでした。このご時世、事業用の大きな物件は問い合わせが少ないだろう、と思っていました。

しかし、今日みなさんに話を聞くと、出稿した翌日に問い合わせがあったとのこと。正直、少し驚きました。

もう一件、その日は「資材置き場」を出稿しました。こちらも珍しい種類の物件なので、正直、問い合わせはまず無いものと思っていました。

すると、今度はなんと一時間後に反響がありました。これほど早く問い合わせが来たことは、初めてです。

どちらも流通量が少ない種類の物件だったので、「珍しい＝ニーズは少ない」と勝手に思いこんでいました。

しかし、インターネットなら、どんな人が見るか分かりません。珍しい物件でも、良い物件なら、借りて下さる人が見つかるようです。

近年、「ロングテール戦略」というものが注目されているそうです。今まで、「誰もがそこそこ満足する商品」が大量生産されてきました。しかし最近、ネットの普及などで、広告・流通コストが下がっています。すると、「特定の人が熱烈に支持する特別な商品」の少量流通が可能になります。そんな商品を取り扱うのが「ロングテール戦略」だそうです。

不動産業でも、有名な例だと、東京R不動産のように珍物件を集めたWebサイトが成功しています。

珍しい物件や、自分ではニーズが少なそうだと思った物件でも気を抜くな、ということなのでしょうか。どんな物件でもしっかり露出させていかなくては、と思いました。